大洞の岩観音
【マップ位置 D5】
伊深北部の山間部に細長く伸びる洞を文字どおり「大洞」と呼んでいますが、「大洞の岩観音」はその集落の入口にあります。今は単に山から突き出た岩山の一部にすぎませんが、人が歩いて往来していた時代には、おそらく通行の分岐点として重要な場所であったと思われます。岩観音はこの岩山の一部で洞窟のようになったところを祀ったもので、昔その洞穴に入った鶏がここから約1.5km南東にある牛牧のガンセキの洞穴から出てきたので、この洞どうしがつながっているという言い伝えがありますが確認はされていません。
岩観音と呼ばれる洞窟は標柱から10mほど上がったところにあります。