秀文義校跡
【マップ位置 D8】
正眼寺の参道をのぼっていくと、右の放生池を過ぎたあと階段を右へ折れるあたりの左の木立のなかに、現在の伊深小学校の始まり「秀文義校(しゅうぶんぎこう)」の跡地があり、記念碑が建てられています。
秀文義校は伊深小学校の校歌にも歌われているとおり、明治6(1873)年、正眼寺の塔頭(たっちゅう)のひとつであった見桃庵(けんとうあん)の建物を使って開かれました。
そして明治36(1903)年、現在の字円照の地に移転するまでの30年間、名前はさまざま変わっても大ぜいの子どもたちがこの地で学んだのです。
なお、記念碑は昭和48(1973)年、伊深小学校開校100周年事業のひとつとして設置されたもので揮毫は梶浦逸外老師によるものです。
【参考】
①現 伊深小学校校歌 第2番
明治六年(むとせ) 見桃庵(けんとうあん) 無相大師 ゆかりの地 ここに生まれた わが学舎 秀文義校の 精神(こころ)うけ継ぎ いや栄えゆく 伊深小学校 |
②旧 伊深小学校校歌 第4番
思へば明治六とせごろ 秀文義校の名によりて ここにぞ子らの集ひしが 学びの庭のはじめかし |