中切弘法堂
【マップ位置 D6】
星宮神社西約100mのところにあるお堂で、明治の始めころまでここにあった長渓山宝生寺という真言宗のお寺の弘法堂でした。寺は神仏習合の神社・寺でしたが廃仏毀釈の時代にこのお堂だけを残して滅んでしまいました。
しかし、今でも春・秋の彼岸と冬至弘法の年3回は地元の人たちがお詣りされています。また、この寺の開祖であった「良海様」をお祀りする講が残っており、良海忌には餅なげも行われています。
一方、昭和30年代から60年代にかけては、この東に住まれていた佐野えんねさんがここで「英語塾」を開いておられ、近隣から多くの子どもたちが通ってきていました。地元民にとっては子ども時代の思い出につながる建物でもあります。