卜雲寺

卜雲寺

卜雲寺

【マップ位置 D7】

 

 寺洞という狭い地域に2つの寺があり、西側の寺を神竜山卜雲寺(ぼくうんじ)といいます。関ヶ原の合戦の翌年(1601年)に、加治田の龍福寺から分かれ、臨済宗妙心寺派の寺として創建され、初めのころは卜雲庵と呼ばれていましたが、現在は正眼寺の四隣寺のひとつに数えられています。開山は龍福寺の開山でもある大徹法源禅師とされています。その後途絶えがちのなかにも十数代の住職が受け継いでこられ、中でも今から二代前の三井大心老師は岐阜市の名刹瑞龍寺の住職として招かれたほどでした。

 また、本堂の西には宗派を問わず永代にわたってご先祖を祀れるよう「嶺月観音永代供養塔」が建立されています。

 なお、現本堂は平成22(2010)年に檀信徒および現住職らの総力によって開創四百年事業として全面的に改築されたものです。

嶺月観音